みんみんのメモ帳

理系の男子大学生みんみんの日記です。日々感じたことや学んだこと、そして専門の物理学に関して書いていけたらなと思います。

阪大院試受験物語 4:物理学の対策(量子力学編)

みなさんこんにちは。みんみんです。

昨日、結果発表があり無事合格することができました。理論の研究室を第一志望で合格することができたので少し自信がつきました。点数開示は後ほどブログでまとめますね。

 

さて、先日の記事では熱・統計力学について書きました。

ryomm-physiclife.hatenablog.com

 

今回は「量子力学」の対策について書きます。僕自身、一番対策に時間をかけたのがこの量子力学です。(本番では見事なまでに自爆しましたが。)

今回も書ける範囲で私のしてきた対策を書きたいと思います。

4-1 量子力学の対策

 量子力学は多くの物理学科では2~3年生にかけて幾つか講義があると思います。私の大学での量子力学の講義は1コマ(2単位分)しかありませんでした。授業自体も井戸型ポテンシャルや中心力ポテンシャルの範囲に留まり、角運動量や摂動論などといったいわゆる量子力学の難所は独学ですることになりました。はじめに読んだのは講談社基礎物理学シリーズです。

 

量子力学1 (講談社基礎物理学シリーズ)

量子力学1 (講談社基礎物理学シリーズ)

 
量子力学2 (講談社基礎物理学シリーズ)

量子力学2 (講談社基礎物理学シリーズ)

 

 相変わらずこのシリーズは物理独学者の味方です。大学初年度レベルの微積と線形さえ理解していれば容易に読み進めることができるでしょう。特殊関数やフーリエ変換等が出てきてもその都度解説があるので、この本だけで量子力学の基本は固まります。1巻はシュレディンガー方程式の導出、井戸型ポテンシャル、調和振動子、中心力ポテンシャルを、2巻では量子力学の山場である、角運動量・摂動論・近似法・経路積分の導入等が書かれています。2巻の後半はあまり院試では問われませんが、後学のために読んでおいて損はありません。これらの本に加えて、

基礎量子力学 (KS物理専門書)

基礎量子力学 (KS物理専門書)

 

 猪木川合基礎量子力学を読み込みました。この本は物理強者御用達、猪木川合量子力学Ⅰ・Ⅱの中からエッセンシャルな部分をまとめた教科書です。演習問題も豊富で、この本一冊やりこむことができれば院試のオーソドックスな問題はそこそこ取れるようになると思います。その上でよりいろんなパターンの問題に触れたいと感じた時は、最近サイエンス社数理工学社)から出版された黄色本をやればいいと思います。

 ところどころ誤植は目立ちますが、周回できればかなり自信がつくと思います。

 

これらに加えて、過去問15年分と阪大以外の大学院の入試問題を手当たり次第に解きました。(レビューは不評ですが、サイエンス社の院試演習本も個人的にはオススメです。)

 

量子力学統計力学と同じく、定番問題が多いので過去問や問題集でとにかく演習を積むことをお勧めします。パッと見できそうな問題でも、自分の手で解答を書いてみると案外ペンが止まりがちなのが量子力学の怖いところです。私は本番で証明問題に手が止まり、見渡す限りの白紙で提出するハメになりました。

 

さて、今回で物理4科目の対策についてまとめ終わりました。

次の記事では外部勢には対策しにくい、英語と面接について書きたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。